中古自動車の輸出業を始めるには

必要な許可

日本国内で中古車を購入して、それを海外に輸出する事業の開始を予定される方も多いと思います。

このような中古車輸出事業を始める場合、日本国内で中古車を購入する(仕入れる)時点で、古物商許可(自動車商)の許可を受けておかなければなりません。

これは税関において確認されるわけではないため、つい気づかずに違法行為(無許可営業)となってしまう可能性があるため、最初に揃えるべき要件として注意してください。

中古車輸出の流れ

海外のバイヤーまたは仲介業者の検討

次に、日本国内で仕入れた中古車を海外で販売するためのネットワークとして、海外のバイヤーまたは日本国内でサービスを提供している仲介業者などを検討し、条件などを確認しておきましょう。

 通関業者の検討

また、実際に輸出する際にはインボイスやパッキングリストといった書類等が必要となりますが、この先の船積みまでの諸手続きも含めて依頼できるよう、専門の通関業者を検討しておきます。

中古車の抹消登録

中古車を輸出するためには、車検証を輸出抹消に切り替えておかなければなりません。この手続きは管轄陸運局で行うことになりますが、行政書士に代行を依頼することもできます。

輸出を前提としての抹消は一時抹消にあたりますので、永久抹消をしないよう注意してください。

保税倉庫へ搬入と輸出許可

通関業者指定の保税倉庫等へ中古車を搬入し、税関の検査が行われた後、輸出許可を受けることになります。

輸出の諸手続きや通関業者がわからないときは?

中古車輸出に関しては、各地で中古車輸出セミナーが無料・有料で開催されています。まずはこのようなセミナーに参加し、情報を得たり同業者のネットワークを組んだりしておくと、手続き途中でわからないことが生じた際にも安心です。

またセミナーを開催している企業によっては、通関業者の紹介や現地バイヤーとの仲介的な手続きを行ってくれるところもあります。

中古車販売会社の設立や会計、決算申告に関するお問い合わせ

中古車販売業を起業するために必要な各種手続きを、専門の行政書士と税理士がサポート。会社設立や会計、税務のご相談は、下記窓口までお気軽にどうぞ。

Top